夕飯は何食べる?の質問の奥深さ 行動する家事と思考する家事

f:id:damerino_dandy:20201025182301p:plain

こんばんは。
今日はよくある夫婦の会話についてのお話。

「夕飯何をたべる?」と言う質問が
昼食食べた後に奥様からよく来ますね。
その質問の意味を改めて考察してみます。

【夫の目線】
メニューを絞ったり、買い物があると大変だから、
「何でもいいよ冷蔵庫にあるもので」と答えると、
”なによそれ!”と怒られる

では、自分の大好物の「ハンバーグで!」と答えると
”面倒くさい”と却下される

では、無難そうな「カレーライス」と答えると
”先週食べたばっかでしょ?”と馬鹿にされる

じゃあ、どうすればいいんだ?

家に帰ってみれば、スぺゲッティだ。
”ああ、それでも構わないがそれなら、
最初から聞いてくれるなよ。”

新婚の頃は、「何食べたい?」の質問で夕食を
楽しみに帰宅したものだが、今やこの質問は
恐怖でしかない。


【奥様の目線】
「何でもいいよ、冷蔵庫にあるもので」って、
何もないから聞いてんのよ!

怒った私に慌ててメニューを選んで
「ハンバーグ!」って言ってたけど、
お肉が安いのは明日なんだけど!

しまいには、「カレーライス!」なんて、
この前食べたばっかり。
そんな事も覚えてないわけ?最悪!

新婚の頃は、何食べたいと聞いたら
「何にしようか」と一緒に考えてくれた。
スーパーのチラシを見ながら一緒にメニューを
考えていたわ・・・。

【第三者の目線】
同じ”夕食”というゴールに対して、
また、お互い間違った考えはしていないのに、
なぜすれ違ってしまうのか。

それはこの「家事」に対する
向き合い方がズレている事です。

夫が言う”家事をする”
✔食器を洗う
✔洗濯機を洗う
✔掃除をする
と言った”行動する家事”になります。

しかし
妻が言う”家事をする”は
✔冷蔵庫の中で消費期限が近いものを使う
✔今日のスーパーの特売は何か?どこか?
✔旬の食材は何か?
✔栄養のバランスは?
✔家族の体調
✔今日の給食メニューと被らない献立
✔自分の料理の腕
と言った”考える・思考する家事”になります。

自分一人であれば、
「冷蔵庫に何があるかなぁ」
「何を食べたいかなぁ」
と考えるだけですが、家族が増えれば
こういった要素を組み合わせて、
”考える・思考する家事”をしなくてはなりません。


「夕飯は何にする?」はこれだけ奥が深い
質問である事をまずは理解しましょう。

【夫へのアドバイス
この質問の奥深さが分かったならば、
「何でもいいよ」と言う回答がいかに
地雷である事は理解できると思います。
私も散々地雷を踏んでました 笑

✔今冷蔵庫に何があるの?
✔今日の特売はなにかある?
✔今ならxxが旬だね
✔子供の給食は何だった?
これを聞いて、いくつか提案をしましょう。

これでメニューが決まったとしても、
帰宅をしたら違うものが並んでいる事もありますが
それは、上記の要素のうちの何かが変わったと理解し
今、目の前の状況が最適解であると理解しましょう 笑


【奥様へのアドバイス
夫の家事への向き合い方が理解できた上で、
「何を食べる?」という質問では、
期待する様な答えは、一生返ってきません。
かといって正確に頭で考えている状況を説明して
「冷蔵庫の中身とスーパーの特売と
子供の給食メニューとバランスを考えて
何がいい?」と聞けば、夫もパンクしてしまう。

お互い考える家事を減らすために、
✔魚の賞味期限が近いから、
 焼き魚がいいそれとも煮つけがいい?
✔今日は豚肉がお得だから、生姜焼きでいい?
 と聞いてみてはどうでしょうか。

仮に要素が変わってしまい、
結果料理が変わってしまって
「え?話したのと違うじゃん」と夫に言われたら
何の要素で変わったのか説明してあげてください。
そうすると、何で変わったのかも理解できるし、
次回から要素を含んで考えてくれます

質問する方も、回答する方も
少しだけ丁寧に、工夫するだけで
最適なコミュニケーションを取れる様になれます
ぜひ、試してみてください。

また、これは家事だけでなく、
仕事でも同じです。

部下と上司、販売と開発、立場が違えば
向き合い方が変わってきます。
いろいろなコミュニケーションでも
応用してみてください!

ではでは~